イオシスにて、2015年に発売されたSIMフリースマートフォン『VAIO Phone VA-10J』が、中古Cランク品として2,980円で販売中です。ソニーのPCブランド「VAIO」が手掛けたスマートフォンとして有名。
ちょっと面白いスマホだったので、ご紹介します。
■公式サイト端末について | VAIO Phone
主な仕様
・Android 5.0 Lollipop
・SoC:Snapdragon 410 MSM891
・メモリ:2GB、ストレージ:16GB
・5インチ液晶(720×1280)
・SIMタイプ:マイクロSIM
・バッテリー容量:2,500mAh
・microSDスロット
・サイズ:約71.3×141.5×7.95mm
・重量:約130g
VAIOだけどVAIOじゃない
『VAIO Phone VA-10J』の発売当時、ソニーのPCブランド「VAIO」は一種のステータスみたいな感じでして、とにかく人気でした。今で言うところの「スタバでMacBook」みたいな感じ。
その「VAIO」ブランド初のスマホということで、販売元である日本通信の宣伝効果もあり、発表前は大盛り上がり。
ところが発表されたのは、普通のスマホに「VAIO」の名前を貼っただけという代物。なのに価格は51,000円(税抜き)と強気の価格。
同時期に発売された台湾ASUS「ZenFone 2」は、「5.5インチフルHDディスプレイ」を搭載し35,800円でした。
ちなみに当時の現行iPhoneが「iPhone6」で価格は67,800円。『VAIO Phone VA-10J』の51,000円という価格は、それを意識してたのかも。
兄弟機の登場
Panasonic Eluga U2 White【海外版SIMフリー】イオシス
極めつけは『VAIO Phone VA-10J』とそっくりな、パナソニックのスマートフォン『ELUGA U2』。
■参考記事(週刊アスキー)VAIO Phoneの兄弟機? 台湾パナソニック『ELUGA U2』レビュー – 週刊アスキー
『VAIO Phone VA-10J』は、台湾クアンタ・コンピュータという世界大手のPC製造メーカーが製造していて、「ELUGA U2」も同じく同社製造。
元となっているモデルが同じだったようで、同一製品ではないものの、背面がガラスがプラスチックかという程度の違いぽい。
こちらで詳しく解説されています。
■参考サイト(公安9課)【やVAIO】VAIO PhoneはELUGA U2と同じらしいのでスペック比較
終わりに
結局は失敗に終わったわけですが、その経緯は興味深いと思います。似たようなことは今でもありますし。スマホに歴史あり、といったところでしょうか。
以上、『VAIO Phone VA-10J』についてでした。